多数のご参加ありがとうございました。

当日の討論をもとにまとめた、 アクションプランの提言 を公開しています。


1.概要 2.本シンポジウムのねらい 3.プログラム案 4.申込方法 5.問合せ先 6.ポスター スピーカー等

 
1.概要

  日時 2008年 9月2日(火) 10:00−18:50
       9月3日(水)  9:00−17:00       
  場所 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
C棟1階オーディトリアム(定員140名、日本語、事前登録)
<神戸市ポートアイランド(ポートライナー「先端医療センター前」下車)>
※ 発生・再生科学総合研究センター(CDB)へは「CDBへのアクセス」を参照ください。
  主催 独立行政法人理化学研究所
  後援 文部科学省(申請中)、神戸市(申請中)
財団法人先端医療振興財団(申請中)
神戸バイオメディカル学術交流会




2.本シンポジウムのねらい

 

本シンポジウム(主催、理化学研究所)は、「細胞・組織スケール」でのライフサイエンス研究における次世代の研究の方向性を探る目的で、特に複雑な生命現象を多次元・多階層で理解するために不可欠な数理科学との融合に焦点を当てて行うものです。

分子生物学・細胞生物学などの研究進展により、この十年間でライフサイエンス分野の研究は大きく前進いたしました。ゲノム研究、幹細胞研究、脳科学研究など重点的に推進された研究からは、特に多くの新たな知見が次々と生み出され、まさに日進月歩の目覚ましい進歩を見て取ることができます。


こうした研究は生命現象の基礎となる要素(エレメント)に関しての大量の情報を生み出してきました。一方で、次のレベルの生命科学の発展には、如何にこれらの多数の要素がシステム化され、複雑な生命現象自体を引き起こすのか、という問いに挑むことが不可欠となってきています。こうしたなか、遺伝子そのものを扱うゲノムインフォーマティクスや、タンパクの分子レベルの挙動を研究するタンパク構造科学や分子動力学などは、いち早く数理科学・計算科学との融合を進めて来ています。


これに比して、細胞生物学や発生生物学などの「細胞・組織スケール」の研究では、これまで数理科学・計算科学との接点が比較的限られたテーマに留まる傾向がありました。
それは、


  1. 分子動力学などと異なり、「基本方程式」が存在せず、model-based approachに加えて、data-drivenの考え方を併用する必要があること
  2. 従来のゲノムインフォーマティクスと異なり、細胞・組織スケール研究の対象では、多数の要素について質的な取扱いがヘテロであり、また多階層にまたぐことが多い

を始めとするいくつかの本質的な問題点が存在したことにも起因します。


しかし、「細胞・組織スケール」は細胞生物学や発生生物学に限らず、多くの生物・医学研究(ガン、脳、免疫その他)にも共通した生命現象の基本単位を対象とする研究であり、また現在最も爆発的に研究が進展している生命スケールでもあります。


このシンポジウムでは、実験(ウェット)、理論(モデル)、計測・摂動の3つの観点から専門家の先生方にお集まりいただき、「細胞・組織スケール」を中心とした細胞・発生研究と数理研究の融合を目指した最前線の研究をご紹介していただきます。


また、理化学研究所では、次世代スーパーコンピューター(ペタコン)の設置を神戸市ポートアイランドに進めており、2012年度末に完成を予定しております(初期稼働は2011年度末)。これに伴い、生命科学分野での次世代計算機利用の戦略を積極的に計画しております。そうした取り組みや研究開発のご紹介を併せて行います。


「細胞・組織スケール」での数理科学とウェット研究の融合による強力な研究推進体制のあり方について、専門家の先生方と参加者による自由な討論セッションを2日目の午後に計画しております。生命現象の統合的な理解を進めるために解決する必要のある「ギャップ」を、多面的に討論し、次世代研究へのアクションプランにつなげることを期待しております。


幅広い専門性をもたれた研究開発者の皆様のご参加をお持ちしております。





3.プログラム案

 

【1日目】

9月2日(火)

 

10:00-10:05
10:00-10:15
10:15-12:00





12:00-12:50

12:50-14:40




14:40-15:00

15:00-16:45





16:45-17:00

17:00-18:50






19:00-20:45

開会のご挨拶 (茅 幸二)
Introduction (笹井 芳樹)
Data-driven approachを中心に I (座長:大浪 修一)
 大浪修一 初期胚の構造と形態のダイナミクスに対する
        定量的計算科学的アプローチ
 澤井 哲 細胞と細胞集団の自己組織化
 三浦 岳 発生における自発的パターン形成:Toy modelと定量

  ランチタイム・ディスカッション

Data-driven approach を中心に II (座長:小椋 利彦)
 松本健郎 細胞・発生研究へのバイオメカニクス的アプローチ
 小椋利彦 Epigenetic morphogen としての力学的、機械的刺激
 竹内昌治 マイクロ流体デバイスを利用した先端計測

  coffee break

Model-based approachを中心に I (座長:近藤 滋)
 近藤 滋 Turingの先には何がある?
 本多久夫 形態形成研究のための3次元細胞モデル
 安達泰治 生体組織・細胞力学構造の機能的適応
         :システムバイオメカニクス

  coffee break

Model-based approach を中心に II (座長:望月 敦史)
 柴田達夫 細胞スケールの自己組織化現象
         :イメージ・データ解析 と数理モデル
 森下喜弘 形態形成過程を理解するために必要な理論とは?
        −脊椎動物の肢芽形成・伸長過程を例に−
 望月敦史 生物学的に有意義な理論を目指して

  懇親会 (C棟1Fサロン)

【2日目】

9月3日(水)
 

9:00-10:40






10:40-10:50

10:50-12:40




12:40-13:30

13:30-14:30








14:30-14:40

14:40-15:30


15:30-15:40

15:40-16:30

16:30-17:00

17:00

計測・摂動技術のcutting edge I (座長:上田泰己)
 上田泰己 定量的な計測・摂動および設計による
        生命システムの理解
 寺北明久 ロドプシン類のシグナル伝達の多様性と
        生命システムの制御への応用の可能性
 徳永万喜洋 分子1個と細胞システム

  coffee break

計測・摂動技術のcutting edge II (座長:中野明彦)
 斎藤通紀 単一細胞マイクロアレイ法:応用、発展、課題
 佐甲靖志 細胞内反応の1分子計測
 神崎亮平 分析と統合による昆虫の適応能の理解と活用

  ランチタイム・ディスカッション

次世代計算機構想と生命科学分野への応用
 :理研の取り組みと研究例 (座長:笹井芳樹)
 姫野龍太郎 次世代スーパーコンピュータ開発と
         生命科学でのグランドチャレンジ
 横田秀夫  シミュレーションのための生物の数値化と
         情報処理に関する取り組み
 姫野龍太郎 組織モデリングへの挑戦
         〜血管形状決定のメカニズムの解明に挑む〜

  ショートブレーク

討論テーマ1
(例、理論とウェット研究の飛躍的な融合のために必要な研究体制)

  ショートブレーク

討論テーマ2 (例、10年後のランドマーク的な共通の目標)

アクションプランの総合討論

閉会





4.申込方法

 

 

電子メールにて、bridge2008@riken.jp 宛に以下必要事項を
記入の上お送りください。(申込締切:8月25日)

参加費:無料、事前登録要 (定員140名)
※定員に限りがありますので、希望者が多い場合にはお断りのご連絡を
 差し上げることもございますが、あらかじめご了承ください。

メールの件名:公開シンポ2008参加申込み
必要事項:
0)参加日の別:9月2日のみ参加、9月3日のみ参加、両日参加
1)氏名
2)ふりがな
3)所属大学(所属機関)
4)専門分野
5)連絡先(住所、電話)
6)メールアドレス
7)昼食の要不用(お弁当代として、1日当たり1000円を当日お支払いください)
  9月2日分、9月3日分、両日
8)懇親会参加の有無(参加費2000円を当日お支払いください)





5.問合せ先

 

 

理化学研究所 神戸研究所 研究推進部企画課 公開シンポジウム担当
tel: 078-306-3006
fax: 078-306-3039
E-mail: bridge2008@riken.jp





6.ポスター

<< ポスターPDFのダウンロード