1:問題へのアプローチ〜神経幹細胞の役割
2:ショウジョウバエのニューロン形成機構
3:ほ乳類神経幹細胞の誕生
4:ほ乳類神経幹細胞からのニューロン形成
5:神経幹細胞の多様性と経時的な変化
6:何故、ショウジョウバエとマウスなのか
脳の発生プログラムとは?
動物の行動や思考の中枢である脳も、その出発点は、二次元平面の位置情報しか持ち合わせないたった一層の細胞集団です。そこにニューロンを作り出す神経幹細胞がうまれ、やがて莫大な数のニューロンからなる精緻な神経ネットワークへと変貌してゆくのです。この驚くべき変化の背後にある発生プログラムはいかなるものなのでしょうか。それはどのようにゲノムにコードされているのでしょうか。
脳の発生ではニューロンを作り出す神経幹細胞の働きが重要な役割を果たしています。私たちは、ショウジョウバエとマウスをモデル動物として用い、、神経幹細胞の振る舞いを通して、脳の発生を理解することを目指しています。

参考図書
細胞工学特集 「解明が進む細胞極性:その仕組みと生命現象における役割」
細胞工学24,No.3.(2005) 秀潤社
松崎文雄:巻頭言
泉裕士、松崎文雄:非対称分裂を制御する細胞極性
シリーズ脳科学第4巻 脳の発生と発達
東京大学出版会
今野大治郎、松崎文雄:非対称分裂による神経細胞の誕生