期間中のレポート

平成27年8月3日(月)~7日(金)の5日間に亘りインターンシップを実施しました。今回は111名もの応募があり、選考の結果、12の受け入れ研究室に対し、合計29名の大学生の受け入れを行いました。以下、インターンシップ期間中の様子をプログラムに沿ってご紹介します。

2015年8月3日(月)初日
オリエンテーション

林茂生チームリーダーより当研究所の研究内容や連携大学院制度、また本インターンシップの概要についての説明があった後、安全管理講習会が行われ、実験時に必要な知識について学びました。その後、自己紹介の場では、少し緊張気味の学生たちが、インターンシップに参加した目的や各々の趣味の話まで、多種多様なトークを繰り広げることで、少しずつ和やかな空気が流れていくようでした。その後、各配属研究室のラボヘッドからも研究室紹介がありました。



顔合わせ(交流会)

初日の夜には、配属研究室以外のメンバーとも交流できるよう、配属研究室のラボヘッドや研究員との交流の場が設けられました。参加学生同士でも楽しく話す場面が見受けられ、少しずつ緊張がほぐれているようでした。



 
2015年8月3日(火)~6日(木)
講義

インターンシップ期間中に、西村隆史チームリーダー、森本充チームリーダーによる2度の講義が行われました。ご自身の研究内容だけでなく、研究者になるまでの道のりや研究者を志すきっかけとなる話まで、学生の目線で熱く語る先生方の講義に、学生も興味深く聞き入り、様々な質問が飛び交いました。



各研究室で

各配属先の研究室では、テーマに基づき、指導や実験が行われました。学生が研究室のメンバーに質問しながら真剣な面持ちで実験する姿や、楽しくディスカッションする姿が印象的でした。


大脳皮質発生研究チーム

体軸動態研究チーム

超微形態研究チーム

染色体分配研究チーム
オープンラボ

2日間に亘り、学生が配属先以外の4つの研究室を訪問する時間を設けました。スライドを見ながら熱心にラボヘッドの説明に聞き入る学生など、新鮮な表情で見学している姿が見受けられました。


再構成生物学研究ユニット

呼吸器形成研究チーム

形態形成シグナル研究チーム

細胞外環境研究チーム

成長シグナル研究チーム
2015年8月7日(金)最終日
研究発表会

最終日の5日目の午後は、多細胞システム形成研究センターの濱田博司センター長からの挨拶に始まり、これまでの実験内容を発表する研究発表会が行われました。
前日は夜遅くまで発表準備に奮闘していた学生も多くいたようで、それぞれの頑張りやこの5日間で学んだものが様々な形で発表され、また、個性豊かなで非常に活発な質疑応答が交わされ、発表会場は熱気に満ち溢れていました。



発表の様子(左:器官誘導研究チーム、右:非対称細胞分裂研究チーム)


質疑応答の様子

 

今年も発表会開催にあたり、ベストプレゼンテーション賞を設け、本プログラムを企画した教育プログラム担当のラボヘッドにより、プレゼンの内容、構成、独創性、工夫度、理解度を基準に審査しました。その結果、以下の上位3チームが、それぞれ表彰されました。

1位 感覚神経回路形成研究チーム(今井研)
(左より 村田 隆さん:京都大学 理学部、木村 武龍さん:東京大学 教養学部、 尾崎 麻凜さん:東京大学 理学部)

2位 成長シグナル研究チーム(西村研)
(左より 岩本 佳子さん:お茶の水女子大学 理学部、下田 藍丸さん:国際基督教大学 教養学部)

3位 再構成生物学研究ユニット(戎家研)
(古賀 夢乃さん:早稲田大学 先進理工学部)

また発表会の最後には、教育プログラム担当代表の北島智也チームリーダーから、今回のインターンシップを通し、研究はチームワークによって成り立つこと、また協調することの大切さ、そして、今回の経験が学生さんの今後の未来設計において少しでも役に立つものになればと講評が述べられ、会は終了しました。本インターンシップにご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。


みんなで記念撮影

 


インターンシップ生の感想文

細川智佳さん 京都大学 理学部 生物学科 3年生
古賀夢乃さん 早稲田大学 先進理工部 生命医科学科 2年生
吉川拓寿さん 東北大学 理学部 生物学科  3年生
感想文をご提供くださった皆様、ありがとうございました。