独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2006年06月20日


CDBシンポジウム2006 「Logic of Development」を開催

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今年で4回目となるCDBシンポジウムが、「Logic of Development: New Strategies and Concepts」をテーマに、4月10〜12日の3日間に渡って開催された。今年も160人を超す研究者や学生が世界各国から集まり、興味深い講演会やポスター発表が繰り広げられた。2002年から開催されているこの年次シンポジウムは、多様な視点から発生現象と再生現象を検討し、最新の情報を自由に交換することを目的としている。今回は、CDBの杉本亜砂子チームリーダー、上田泰己チームリーダー、林茂生グループディレクター、ドイツEMBLのStephen Cohen氏がオーガナイザーを務めた。

CDBシンポジウム2006「Logic of Development: New Strategies and Concepts」の参加者

今回のプログラムでは、益々重要視されるマイクロRNAの機能や発生システムの進化、理論・解析・生成といったシステムバイオロジーの流れなど、発生生物学に吹き込む新たなコンセプトや研究手法が焦点となった。ドイツMax-Planck Institute for Developmental BiologyのRalf J. Sommer氏による本シンポジウムの評価がDevelopment誌の7月号で閲覧できる
http://dev.biologists.org/content/vol133/issue13/#MEETING_REVIEW 、閲覧には購読が必要)。また、今年のシンポジウムでは若手研究者の国際的な研究交流を強く推進するために「Travel Fellowship」プログラムが組まれた。このプログラムにより、アジア各国、アメリカ、ヨーロッパから参加を希望した17名の学生と若手研究者にシンポジウムに関わる費用が提供された。

次回のCDBシンポジウムは、「Germ Line Versus Soma: Towards Generating Totipotency」をテーマに、2007年3月26〜28日に開催予定。シンポジウムに関する情報は、http://www.cdb.riken.jp/sympo2007/


http://www.cdb.riken.jp/jp/03_activities/0303_symposia01.html

[ お問合せ:独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室 ]


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