独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
2006年12月6日


第3回アジア生殖工学会を開催

PDF Download

理研CDBはVietnamese Academy of Science and Technologyと共同で、第3回アジア生殖工学会(ARBS, Asian Reproductive Biotechnology Society)をハノイで開催した( http://www.cdb.riken.jp/arb )。会期は11月29日から12月1日の3日間で、200名以上の研究者や出展者、アジア各国からの高官が参加した。アジア地域以外からもフランスやハンガリー、オーストラリアから研究者が参加し、生殖補助技術や核移植、初期発生といった先端的課題について議論を交わした。学会開催への地元の関心も高く、初日には約30名の記者やカメラマンが集まった。

優秀ポスター賞の受賞者たち

Institute of Science and Technology(ベトナム)のBui Xuan Nguyen氏が学会開催のコーディネートを務めたが、CDBのNguyen Van Thuan氏(ゲノム・リプログラミング研究チーム、若山照彦チームリーダー)もプログラムの構成に関わり、Xiangzhong (Jerry) Yang氏(University of Connecticut Center for Regenerative Biology、米)や、小倉淳郎氏(理研バイオリソースセンター、日本)、Mongkol Techakumphu氏(Chulalongkorn University、タイ)など著明な研究者を講演者として招いた。

3日間の活発なセッションを終え、プログラムの最後を飾ったのは、アジア地域における国際的な共同研究の推進についてのパネルディスカッションだった。多くの学生を含む若手研究者たちが、海外での研究や資金集めについて経験豊かな研究者に質問をぶつけた。全てのプログラムを終了した後、多くの参加者たちは景観豊かなHa Long Bayを訪れ、ベトナムでの研究環境や文化を体験した。次のARBは2007年秋にシンガポールで開催予定。




[ お問合せ:独立行政法人 理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター 広報国際化室 ]


Copyright (C) CENTER FOR DEVELOPMENTAL BIOLOGY All rights reserved.