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器官誘導研究グループ(2014年4月1日発足)
(グループディレクター 辻 孝 )
※ 新たに研究員を募集致します。
2014.1.27 更新
■ 研究内容
 器官誘導研究グループは、平成26年4月よりスタートする新しい研究グループです。器官発生は、初期胚におけるパターン形成により器官形成場が形成され、その場にふさわしい器官が誘導されることによってはじまります。ほとんどの器官は上皮・間葉相互作用によって誘導される器官原基から発生し、器官固有の形態形成、機能を有する器官へと発生します。本研究グループは、上皮・間葉相互作用による器官発生における器官誘導や発生、形態形成を統合的に理解し、器官発生・再生原理の解明を目指しています。初期胚における器官形成場の発生については、多能性幹細胞の生体外における立体的な自己組織化モデルを利用してその分子機構を明らかとすると共に、その器官形成場にふさわしい器官誘導の仕組みについて器官形成場に存在する幹細胞の運命決定から解き明かしたいと考えています。また器官形態形成について、個々の細胞の四次元的な細胞動態のイメージングによる定量的解析とその制御に関わる分子の解析、モデル化、シミュレーションによる検証により、器官形成過程の原理の解明を目指します。

プロジェクト例:
1) 器官が誘導される器官形成場を決定する分子機構の解明:ES細胞やiPS細胞を利用して器官形成場(口腔、皮膚など)を一体形成する器官誘導技術を確立し、器官形成場に依存した器官発生を再現することにより、この過程の分子機構を明らかにすることを目指しています。幹細胞の立体培養系による自己組織化や三次元培養における細胞動態研究、遺伝子発現やEpigenetic制御など幅広い研究方法を用いて解析します。

2) 上皮・間葉相互作用における器官誘導の分子機構の解明:器官の種類(歯や分泌腺、毛包など)の運命決定では、間葉性幹細胞が決定権を有するだけでなく、同一器官の種類、すなわち歯の種類(切歯、臼歯)や毛種(ひげと体毛複数種)、唾液腺種(漿液腺と粘液腺)など、間葉性幹細胞が制御しています。これらの間葉による器官誘導能を分子レベルで明らかにするため、遺伝子発現やEpigeneticな制御を統合的に理解することにより、その分子機構を明らかにすることを目指しています。

3) 器官発生における三次元的な形態形成の解明:形態形成では、三次元的な細胞動態や細胞形態制御、組織の力学的な制御など、細胞内分子や細胞、組織など様々な調節により統合的に制御されていると考えられています。これらを解明していくために、主に外胚様性器官(歯や毛包、分泌腺)を研究モデルとして、四次元細胞動態イメージングにより定量的に取り扱い、その制御に関わる分子の解明や、モデル化・シミュレーションにより検証します。また、立体的な器官形成における三次元的な毛細血管の位置関係をイメージングにより定量的に取り扱い、器官内部での細胞の空間的な配置や器官サイズの決定プロセスの統合的な理解を目指す研究も進めていきます。

4) 器官誘導能を有する幹細胞と幹細胞ニッチの解明:毛包は生後も器官発生を繰り返すことが可能であり、その器官発生には器官誘導能のある幹細胞とニッチとの相互作用が重要であると考えられています。この幹細胞とニッチの解明を目指して、四次元細胞動態解析により幹細胞とニッチを特定し、その遺伝子発現やEpigeneticな制御、器官再生技術を用いて研究を進めます。

 これらの研究プロジェクトを進めるための、これまでの研究成果の概要については、下記のホームページを参照ください。
http://www.tsuji-lab.com/

研究員募集については、インフォーマルな問い合わせを歓迎しますので、辻孝までお問い合わせください(メールアドレス(但し、現所属):

■ 募集職種、募集人数、職務内容及び応募資格
【募集職種】研究員
【募集人数】3-5名程度
【応募資格】
1) 博士号取得者。平成25年度末に博士号取得見込者も可
器官形成場の誘導や器官発生などの器官発生原理の解明に向けた研究プロジェクトに意欲的に挑戦できる方。
2) 細胞生物学(特に幹細胞の維持機構や分化、細胞運動や動態、細胞の立体培養、発生生物学(特に胚発生や器官発生、形態形成など)、分子生物学(特に遺伝子発現やEpigenetic制御の解析、遺伝子の機能解析など)などの実験研究に十分な経験がある方を優先します
3) 細胞や分子のイメージングについて、その技術開発を携わった経験があり、四次元的な細胞動態イメージング技術の開発とそのモデル化に強い関心がある方も求めています。

■ 勤 務 地
発生・再生科学総合研究センター(兵庫県神戸市ポートアイランド内)

■ 待 遇
単年度契約の任期制職員で、評価により最長5年まで更新可能。研究プロジェクトによっては、単年度契約の任期制職員で、評価によりプロジェクト終了(再生医療実現化ネットワーク個別課題、平成29年3月31日終了見込み)まで再契約可能となる場合があります。

給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、通勤手当、住宅手当の支給有り。社会保険の適用有り。 理研共済会(互助組織)に要入会(理研共済会規約による)。
休日は、土日、祝日、年末年始(12/29-1/3)、当研究所設立記念日。
その他、当研究所規程による。
※理化学研究所は、女性も男性も1人1人が能力を発揮できるよう様々な取組を行い、男女共同参画を推進しています。
http://www.riken.jp/careers/gender/

■ 応募方法及び締切日
【提出書類】
(1)履歴書(写真貼付、メールアドレス明記)
(2)研究業績一覧(主要論文の別刷)
(3)研究歴及び志望動機、研究者としての将来構想・抱負(A4に2-3枚程度)
(4)現職の所属長を含む申請者の研究能力をよく知る人物からの推薦書2通 
  (現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、第3者による推薦書)
 ※なお、原則として、ご提出書類は返却いたしません。

【応募締切日】 
 ポストが埋まり次第、締め切り。着任時期は平成26年4月1日以降、応相談。

■ 選考方法
書類選考、面接

■ 着任時期
着任時期は平成26年4月1日以降、早期。相談可。
 
■ 個人情報
提出していただいた書類は、独立行政法人理化学研究所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、採用審査の用途に限り使用されます。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。

● 研究内容についての問い合わせ
器官誘導研究グループ(グループディレクター:辻 孝)


● 書類送付先
志望する研究グループ名と職種を明記の上、下記まで送付して下さい。
〒650-0047 神戸市中央区港島南町2-2-3
独立行政法人理化学研究所 神戸事業所研究支援部 人事課
採用担当者宛

078-306-3021、3023