三次元的な器官培養システムの開発

生体の血液循環の仕組みを再現する

器官再生を実現するには、生体外で器官、臓器を培養し、維持や育成するシステムの開発が必要です。
しかしながら現在の技術では三次元的な器官を構造を維持した状態で培養することはできません。
私たちは、三次元的な器官を維持、育成するため、血管経路を再構築する技術開発と共に、その培養システムの開発を進めています。

ラット肝臓

私たちのからだは、三次元的な細胞の空間配置により機能的な器官がつくられており、この器官機能と恒常性を生涯にわたり維持しています。

私たちは、器官機能を維持するには、生体の血液循環の仕組みを再現することが最も効果的と考え、生体内諸器官の機能を代替する仕組みを組み込んだ、「三次元臓器培養システム」の開発を進めています。

三次元臓器培養システムの移植医療への応用

三次元臓器培養

臓器全体の機能不全に対する効果的な治療法は臓器移植です。しかし現在では、移植用の臓器が不足している上に、摘出した臓器を生体外で長期間保存することができないため、臓器移植の機会を増やすことができません。

そこで私たちは、この技術開発を、生体外における摘出臓器の長期保存のための医療用機器として、より多くの患者様が臓器移植を受けられる技術へと発展させることも目指しています。また、次世代の移植治療として期待される再生臓器を生体外で創り出すための基盤技術となることが期待されます。 

図:生体外臓器培養システムにより肝臓を灌流培養

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