線虫(C. elegans)は生物学研究に用いられる主要なモデル生物のひとつで、発生生物学および遺伝学分野の発展に大きく貢献してきました。 その代表的な例として、全細胞系譜の解明とアポトーシスの発見、RNA 干渉(RNAi)の発見、そして緑色蛍光タンパク質(GFP)導入個体の作製、と過去3度にわたり線虫を用いた研究にノーベル賞が授与されています。
そこで、本講座では、線虫を用いた実験を体験していただくとともに、最先端の研究現場で展開されている研究内容や手法をレクチャーとデモ実験を通してご紹介します。教科書に掲載されている内容がどのように発展し、最先端の研究内容へと結びついているのかを体感してください。加えて、各校での実践および教材化を目指したグループワークやディスカッションにも取り組んでいただきます。本講座でご自身が感じた「気づき・感動」を、ぜひ生徒たちに伝えてください。
(神戸市中央区港島南町 2-2-3)
※神戸ポートアイランド内、医療センター駅すぐ
兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会・大阪市教育委員会・京都府教育委員会・京都市教育委員会
※昼食は各自ご持参ください。
※プログラムの内容は変更する場合があります。予めご了承ください。
留意事項
理研 QBiC 発生動態研究チーム チームリーダー・
日本発生生物学会 会員
甲南大学理工学部 生体調節学研究室 教授
本講座の実践編として、「高校生のための発生生物学実習講座」を 11月 19日(日)(予定)に開催します。 本講座に参加された方のうち、兵庫県高等学校教育研究会生物部会 会員の方の中から、11月の講座の企画運営を一緒に進めていただく「企画運営委員」を募集いたします。