高校教職員のための
発生生物学
実践講座

201787日(月)・8日(火)

会場:理化学研究所
多細胞システム形成研究センター

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ノーベル賞に輝くモデル生物 C. elegans

線虫(C. elegans)は生物学研究に用いられる主要なモデル生物のひとつで、発生生物学および遺伝学分野の発展に大きく貢献してきました。 その代表的な例として、全細胞系譜の解明とアポトーシスの発見、RNA 干渉(RNAi)の発見、そして緑色蛍光タンパク質(GFP)導入個体の作製、と過去3度にわたり線虫を用いた研究にノーベル賞が授与されています。

線虫幼虫のGFP発現解析

気づき・感動を伝える

そこで、本講座では、線虫を用いた実験を体験していただくとともに、最先端の研究現場で展開されている研究内容や手法をレクチャーとデモ実験を通してご紹介します。教科書に掲載されている内容がどのように発展し、最先端の研究内容へと結びついているのかを体感してください。加えて、各校での実践および教材化を目指したグループワークやディスカッションにも取り組んでいただきます。本講座でご自身が感じた「気づき・感動」を、ぜひ生徒たちに伝えてください。

顕微鏡観察する高校生

日時

201787日(月)・8日(火)

参加費無料

会場

理化学研究所 
多細胞システム形成研究センター

(神戸市中央区港島南町 2-2-3)
※神戸ポートアイランド内、医療センター駅すぐ

アクセス

主催

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)

理化学研究所 生命システム研究センター(QBiC)

日本発生生物学会(JSDB)

兵庫県高等学校教育研究会生物部会

 

後援

兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会・大阪市教育委員会・京都府教育委員会・京都市教育委員会


プログラム

8月7日(月)

<午前> 10:00〜12:30

研究者レクチャー
線虫を用いた研究の紹介 ~ ノーベル賞研究から最先端研究まで ~
実習
線虫の観察と基本操作(卵・幼虫・成虫の観察、継代など)

<午後> 13:30〜17:30(予定)

実習
メンデルの法則(掛け合わせによる追試)
RNAi による遺伝子発現抑制
線虫の初期発生
線虫初期胚の核のトレース

8月8日(火)

<午前> 9:30~12:00

実習
GFP 導入株を用いた遺伝子発現解析
研究室見学
4D顕微鏡を用いた細胞系譜の解析

<午後> 13:00〜16:30(予定)

研究者レクチャー
線虫の応答行動とその応用
実習
RNAi による表現型解析
まとめ
各実験の考察
各校での実践/教材化に向けたディスカッション

※昼食は各自ご持参ください。

※プログラムの内容は変更する場合があります。予めご了承ください。

線虫の初期発生
線虫のGFP発現解析

お申し込み

定 員
20名(予定)
参加費
無料
応募条件
高等学校等の生物担当教員で、両日参加できる方
募集期間

7月4日(火)〜 19日(水)

お申し込み方法
参加をご希望の方は、下記リンクからご応募ください。

留意事項

  • 応募者多数の場合は抽選となります。
  • 抽選結果は登録したEメールアドレス宛てに、7月20日(遅くとも7月21日まで)にメールにてお知らせいたします。
  • 本講座は兵庫、京都、大阪の各府県教育委員会より後援を受けていますが、他地域からのご参加も歓迎いたします。
  • 参加費は無料ですが、交通費・宿泊費は自己負担になります。
昨年の実習の様子 昨年の実習の様子
2016年度の実践講座の様子

監修・講師

大浪修一チームリーダー

大浪 修一

理研 QBiC 発生動態研究チーム チームリーダー・
日本発生生物学会 会員

特別講師

久原 篤

甲南大学理工学部 生体調節学研究室 教授

教材化を実践!

「高校生のための発生生物学実習講座」
企画運営委員募集!

本講座の実践編として、「高校生のための発生生物学実習講座」を 11月 19日(日)(予定)に開催します。 本講座に参加された方のうち、兵庫県高等学校教育研究会生物部会 会員の方の中から、11月の講座の企画運営を一緒に進めていただく「企画運営委員」を募集いたします。

顕微鏡観察する高校生