シュペーマンとマンゴールドがイモリの二次胚を誘導する胚の領域「オーガナイザー(形成体)」を発見して以来、今日に至るまでオーガナイザーは発生学の中心的な課題であり続けてきました。本講座では、アフリカツメガエル胚とニワトリ胚を用いて二次胚誘導を追体験すると共に、オーガナイザー研究の近年の発展について学びます。また、発生学の重要な研究材料であり、かつ有用な教材になり得るニワトリ胚について、その培養法や観察法を習得します。


1日目 10月3日(土)10:00~17:30

  午前

・レクチャー(猪股)

 「オーガナイザーの役割とパターン形成」

 

  午後

・実習(八杉、石井、猪股)

 「アフリカツメガエル胚の二次胚誘導」
 「ニワトリ胚の培養と活性炭標識」
 「ニワトリ胚の二次胚誘導」


2日目 10月4日(日) 9:30~15:40

  午前

・実習(八杉、石井)

 「ニワトリ二次胚誘導などの結果観察」

・デモンストレーション(薄井)

 「高校で実践するニワトリ・ウズラ胚の観察」

 

  午後

・実習(猪股)

 「カエル二次胚誘導の結果観察」

 

 ※昼食は各自ご持参ください。

 ※プログラムの内容は変更する場合があります。予めご了承ください。



本講座の実践編として「高校生のための発生生物学実習講座」を12月末に開催します。
本講座に参加された方の中から、12 月の講座に生徒を連れて指導役(TA)として参加できる方を募集します。
詳しくは本講座にてご案内いたします。