2017年4月8日(土)に理研 発生・再生科学 連携大学院説明会が開催されました。多数の方々にご参加いただき誠にありがとうございました。このページでは、当日の様子を簡単にご紹介致します。

当日の様子

まず、CDBの濱田センター長からの挨拶に続き、2名のチームリーダーがレクチャーを行いました。

猪股秀彦チームリーダー(CDB体軸動態研究チーム)からは、「蛋白グラデーションが形づくる組織パターン」と題し、発生過程における細胞間のコミュニケーションやモルフォゲン濃度勾配による体軸形成についてのレクチャーがありました。学部生や大学院生にとっても分かりやすく、非常に興味深い内容で、参加者は熱心にメモを取りながらレクチャーに聴き入っていました。また、Sa Kan Yoo主任研究員(ILs Yoo生理遺伝学研究室)からは、「生物はどのように異常事態に対応するのか」と題し、ショウジョウバエやゼブラフィッシュをモデル生物とした、傷や病気への対応などに見られる生体内の恒常性の回復に関する研究内容などに加え、大学医学部に進学した自身がいかに今日の研究者という場所に辿りついたか、その道筋が語られました。

続いて、北島智也チームリーダー(CDB染色体分配研究チーム)から、連携大学院制度の紹介がありました。大学院・研究室選びのポイントや、奨学金など理研の大学院支援制度等の説明とともに、この説明会の機会を存分に活用し、ぜひラボヘッドと積極的なコミュニケーションをとってほしいとのアドバイスがありました。

次に、現在理研で連携大学院生として研究を行っている田畑菜峰さん(CDB染色体分配研究チーム)、川本夏鈴さん(CDB非対称細胞分裂研究チーム)より、大学院生活について紹介がありました。理研での研究生活を選んだ経緯や日々の生活などが参加者に近い目線で詳しく、楽しく語られました。

続いて、各ラボヘッドから各研究室の概要についてスライドを使った紹介がありました。1ラボにつき2分の紹介では到底語り尽くすことはできず、その後、場所を移して研究室紹介のポスター前で参加者と活発なディスカッションが行われました。また、多くの参加者がラボヘッドの引率のもと、興味のあるラボへ足を運んで充実した時間を過ごしたようです。

引き続き開催した懇親会には理研の現役の大学院生やラボメンバーも参加し、あちこちで研究内容や研究生活について時間をかけて語り合う様子が見られ、また、参加者同士での交流も盛んな活気のある会となりました。

連携大学院を通して理研の研究室への参加を希望される方、またご興味を持たれた方は、是非、研究室へメールにて直接お問い合わせ下さい。

この説明会に関するお問い合わせ
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター
連携大学院説明会 事務局
〒650-0047 神戸市中央区港島南町2-2-3
Tel: 078-306-3228 / Fax: 078-306-3039
E-mail: daigakuin2017@cdb.riken.jp


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