理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(RIKEN CDB)では、発生と再生の生物学に携わる研究者の国際的な知的交流を深め、研究の発展に資することを目的として、2003年より年に1度の国際シンポジウム"CDB Symposium"を開催しております。

2016年のシンポジウムでは、"Size in Development: Growth, Shape and Allometry"をテーマとし、2016年3月28日(月)~30日(水)の3日間の日程にて開催いたします。

個体サイズの制御は、発生過程における調節卵とスケーリング、成長過程における相対成長など、生物の形づくりに関する多くの重要な課題を提示してきました。一方、近年の発生生物学の進展に伴いサイズを支配する分子レベルの制御機構がようやく明らかにされつつあります。本シンポジウムでは、生物サイズを規定するしくみをミクロからマクロまでの視点で取り上げます。特に、細胞-組織-個体レベルでの成長制御、器官の形態形成、サイズ擾乱に対する相似性維持、形と大きさの進化の問題などを取り上げ、「サイズ」という幾何学的な情報と生物の関係を包括的に再考し、生命現象の新たな切り口を模索してまいります。

トピックスとしては以下のものを予定しております。
(1) Growth Control
(2) Organ Size and Shape Control
(3) Scaling and Morphogenetic Control
(4) Allometry in Evolution

本シンポジウムでは、世界的な研究者たちと次世代の研究を切り開く若手研究者や学生が一堂に会して議論を深めることにより、新たな知見を生み出し人的交流が促進されることを期待しております。

本会を活発な情報交換の場とするため、一般参加者によるポスター発表を募り、優秀な演題には口頭発表をお願いする予定です。また、海外からの参加者(大学院生、研究員)を対象としたTravel Fellowshipを用意し、国内外からの多数の参加申込をお待ちいたしております。

なお、会場の制約から、多数のご応募がありました場合、主催者の判断で、参加者を150名程度に限らせていただく可能性がありますことをご承知おきください。

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(RIKEN CDB)
センター長 濱田 博司

オーガナイザー

林 茂生(理化学研究所 多細胞システム形成研究センター)
猪股 秀彦(理化学研究所 多細胞システム形成研究センター)
森本 充(理化学研究所 多細胞システム形成研究センター)
Stefano Piccolo (University of Padova, Italy)

日程

2016年3月28日(月)~ 30日(水)

会場

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター C棟1階オーディトリアム
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2-3
(ポートライナー「医療センター」駅徒歩約5分)
詳細は「アクセス」をご確認ください。

言語

英語(同時通訳はございません)

参加費

無料(希望者のみ昼食代、懇親会費別途)
・昼食代 3,000円(3日間)
・懇親会費 一般5,000円/学生1,000円

サポート





本シンポジウムは理研シンポジウムの一環として開催いたします。

ポスター

ポスターのダウンロード(PDF)

CDBシンポジウム一覧

CDBシンポジウム一覧