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竹市雅俊特別顧問がAAASフェローに選出される

2014年12月02日
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理研CDBの竹市雅俊特別顧問(高次構造形成研究チームチームリーダー、前CDBセンター長)が、The American Association for the Advancement of Science (AAAS)からフェローの称号を授与されることが決まった。

  1. 竹市雅俊CDB特別顧問

AAASは世界最大の非営利科学団体で、学術誌Scienceの発行の他、科学政策の提言、国際的な学術集会の開催、科学教育活動などを行っている。AAASフェローの歴史は1874年に遡り、各研究分野において、イノベーション、教育、および科学におけるリーダーシップに貢献した会員に贈られる。

今回、竹市特別顧問は神経科学の分野でフェローを授与される。竹市博士は、1982年に動物において細胞同士を結びつける接着分子「カドヘリン」を発見した。その後、カドヘリンには多数の種類があることを見いだし、種類の違いによって細胞の選択的接着を可能にしていることを明らかにした。カドヘリンはその性質により、細胞接着がダイナミックに変化する組織形成の過程で重要な役割を果たしていることや、接着シグナルを介して細胞の増殖や運動にも関与していることが明らかにされつつある。竹市特別顧問は、神経細胞間のシナプス形成におけるカドヘリンの役割の解明にも取り組んできた。

フェローの称号は、来年2月に開催されるAAASの年会で正式に授与される予定。

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